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小児歯科
お子さまの虫歯治療時には、診療チェアサイドのモニターでアニメーション動画を流しながら処置を進めます。コミュニケーションも重ね、お子さまになるべくリラックスしてもらいながら治療できるように心がけています。
当院では、歯科医院を泣いて怖がっているお子さまに対して、緊急時以外は無理に治療しません。初診では親御さまと一緒に診療室へお入りいただき、「歯科医院ってこういうところだよ」と伝えることから始めています。
お子さまによっては、すぐに慣れる場合もあれば、泣かなくなるまで半年かかることもあります。その間、親御さまから治療を急かされても、お子さまのお気持ちを第一にしています。無理をすると歯科医院に行けなくなり、お口の状態が悪くなってしまうケースが多いためです。
最終的には、お子さまが一人で診療室に入って診療チェアに座り、自主的にお口を開けられるようになることを目標としています。親御さまにとって忍耐力が必要なことですが、お子さまや当院と一緒に頑張りましょう。
虫歯治療
できるだけ痛みの少ない虫歯治療をコンセプトに、麻酔注射の段階から刺激を抑える工夫をしています。最初に歯茎に表面麻酔を施し、約0.26mmの細い針と電動麻酔器を併用することで、注入時の痛みを可能な限り軽減いたしました。
大きく歯を削る治療の前に、当院ではお口の型取りと写真撮影を行っています。口内のどこに虫歯があるのかを歯科医師が確認し、患者さまへ現状を視覚的にお伝えするためです。患者さまご自身ではお口の中を見られないからこそ、最初の状態をお見せして、治療の必要性をご納得いただくことを大切にしています。
また、患者さまによって異なる歯並びや歯の大きさ、それぞれの歯の役割が分かる歯型を取っておけば、ある程度元の形に近いかぶせ物が作れるのもメリットです。歯を削ってから型取りをすると、いざ噛み合わせが合わなくなった際に、元の状態を再現することが難しくなります。何かトラブルが起きてもリカバリーできる資料を取っておくことで、不安の少ない医療を提供できるように工夫をしています。
歯周病治療
歯周病治療のメインは、歯科衛生士による口内のお掃除と歯磨きのレクチャーです。患者さまご自身でしっかり歯を磨けるようにするため、プラークの染め出しをした上で写真を撮って記録し、ご本人にも汚れが溜まりやすい部分をお伝えしています。
当院では歯周病治療にレーザーを活用することで、可能な限り早く、痛みも抑えながら症状を改善させる取り組みを行っています。
初期から中期の歯周病は、患者さまが行う毎日の歯磨きと、歯科医院でのお掃除によって症状の改善が見込めます。しかし、重症化していると歯と歯茎の溝が深くなり、歯ブラシの毛先や器具が届かない部分にプラークが入り込んでしまうため、改善が困難です。
そのような場合、まずは歯科衛生士が専用の機械を用いて溝の中をお掃除し、歯科医師がレーザーを使って歯茎の炎症の鎮静を図ります。それでも改善が困難だと判断した場合には、歯茎を切開する処置へ移行いたします。外科処置はあくまで最終手段ですので、治療に不安を感じている方も、まずは一度ご相談ください。
入れ歯
患者さまがご自分のニーズに合った入れ歯を選択できるように、当院では保険診療・自由診療のどちらの入れ歯も取り揃えております。どんな要望もご遠慮なくお伝えください。
入れ歯作りの工程で、特にこだわりを持っているのが、患者さまのお口の型を緻密に採取することです。一般的な方法では、既製のトレーを使って患者さまの歯型を取ります。
しかし当院では、一度既製品で取った歯型から個人用のトレーを作り、変形の少ないシリコンで再度型取りすることで、より緻密にしています。
このような手間と時間をかけているのは、ストレスの少ない食事や会話をお楽しみいただきたいからです。また、入れ歯が馴染まなくて何度も調整に来ていただくのは、歯科医院としても本意ではありません。できる限り少ない調節で快適に使える入れ歯にするため、一つひとつの工程を丁寧に行っております。
つめ物・かぶせ物
保険適用でご提供できる、全ての種類の白いつめ物・かぶせ物に対応しています。歯を小さく削った部分に白い歯科用樹脂を詰めるのはもちろん、セラミック治療システムによるハイブリッドセラミック製のかぶせ物も、歯の位置を問わず保険適用です。
当院には、つめ物・かぶせ物・入れ歯などを作製する「歯科技工士」が所属しており、不慮のトラブルに対応できる体制を整えております。
例えば、入れ歯が割れてしまった、かぶせ物が取れた、前歯の差し歯が外れてしまったなどのトラブルが起こると、見た目が悪いだけでなく、食事も取ることが難しくなります。院内に歯科技工士がいると、そのような緊急性が高いお困りごとにも、少々お待ちいただければ即日対応できるのが大きなメリットです。
また、当院では自由診療のかぶせ物のご用意もあり、患者さまのご希望に合った素材をお選びいただけます。オールセラミックやハイブリッドセラミック、ジルコニアなど、見た目・機能性・予防性に優れた素材を取り揃えておりますので、興味のある方はお尋ねください。
歯科口腔外科
歯科口腔外科は、親知らずが痛む方のご相談を始めとして、顎関節症の初期治療などお口の内外の不調に対応する分野です。お口周りのトラブルで、どの診療科で相談すればいいのか分からない場合には、まず当院へお問い合わせください。
当院の院長は歯科口腔外科を得意としており、親知らずや口内のできもの、見逃されがちなお口のがんなどの診断が可能です。レントゲンや歯科用CTによる精密な検査を行った上で、患者さまの疾患が院内で対応できるのか、大学病院や市民病院に紹介するべきなのかを判断いたします。
この判断がしっかりとできない場合、治療時にトラブルを起こすリスクが高まります。少しでも疑問があるケースではすぐに歯科用CT撮影を行い、レントゲンでは判別できない細部まで、口内を詳しく検査いたします。
また、当院近くで院長の息子が神経内科の診療所を営んでおり、綿密な医療連携が取れる環境です。患者さまに原因不明の歯や舌の痛みがある場合、神経内科にご紹介して、症状の改善に取り組んでいきます。
小児矯正
お子さまの矯正は、矯正歯科担当の非常勤女性歯科医師が月に4回ほど来院して、治療を実施します。お子さまにリラックスしてもらうことを心がけ、子育て経験がある女性スタッフと共にお口の健全な成長発育をサポートいたします。
小児矯正の目的は、お子さまの身体が成長する力を利用して顎の骨の成長を促し、永久歯が並ぶのに十分なスペースを作っていくことです。硬い物を噛まない食生活を送っているために顎の骨が本来の大きさまで成長できず、歯並びが崩れてしまうケースが多く見られます。歯並びが悪いと見た目のコンプレックスになりやすいだけでなく、歯が磨きにくいせいで虫歯や歯周病にもなりやすくなるなど、さまざまなトラブルを引き起こします。
顎の骨がしっかりと成長していると、歯並びが自然に整っていくだけでなく、将来的にワイヤー矯正が必要な場合にも抜歯をしなくてすむケースが多くなるのがメリットです。お子さまの歯並びが不安な方は、まずは一度ご相談ください。